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この発想とデザインがおもしろい
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この発想とデザインがおもしろい

第7回5月29日更新

住まいを豊かにする工夫

飛田和緒[料理家研究科]

プロフィール

自由な思いで使える和食器はおもしろい

何年か前の京都旅行で手にいれた江戸中期の白磁の器。口の部分がひらひらと花びらみたいにうねって広がっている。大きさは一口飲みのお茶碗、ぐい飲み。どちらとも。売ってくださった骨董屋の店主は「当時はフリーカップなんていう使い方はなかったでしょうが、これはどんな風に食卓にあってもいいのでは」とおっしゃった。一目惚れでした。なーんて、いつもいつもそうなんですけれどね。

仕事柄器をみせていただく機会はたくさんあります。その都度この大きな鉢にはどんっと煮物を盛り付けてみたい。長皿に真っ白なおむすびが並んだらかわいいかも。と、器の美しさはもちろんですが、わたしは最初にその器に盛り付けたい料理が浮かんでくる。それから器を手にとって、手触りや重み、ときにはこっそり縁にそっと口をつけてみたり。肌に合うかを確めてみます。

料理がのってこそ器は生きてくる。器は長い年月をかけて育てていくもの。と教えてくれたのは和食器でした。使い込むうちに色がかわったり、つやが出てきて表情がかわってきます。ときには乱暴に扱って割れてしまうことがありますけれど、金継ぎをしたり、木の器などは削ってもらい、ひと回り小さくなったり、丸かったものが楕円となって再生される。器ってすごい底力があるものだとしみじみ思います。わたしの使っている器などはまだまだ短い歴史ですけれど、わたしにとってはひとつひとつ思いが詰まっているんですよね。

さて、最初に書いた白磁の器は毎日いろんなものが盛り付けられて食卓に登場します。コーヒー、紅茶、緑茶、アイスクリームやヨーグルト、果物を盛り付け、ときには冷たい日本酒がはいる。ルール違反かもしれませんが、自宅使いなのでわたしはまったく気にしていません。お客様のときにこの器でお茶を出すと、口のひらひらが珍しいのか、お茶の味より器の話しで盛り上がります。ひらひらしてますけど、口のあたりはかなりいい。一目惚れですから、わたしはおおいに自慢します。

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ダイソン。吸引力の変わらない、ただひとつの掃除機。
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