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この発想とデザインがおもしろい

第8回6月5日更新

侮れないティースプーン

松平悠公子[日経BP社 エコマム プロデューサー]

プロフィール

侮れないティースプーン

元・海軍将校だった亡き祖父の影響で、我が家は昔から紅茶党です。お茶の時間といえば、小さなフィンガーサンドイッチか、固めのビスケットにクリームを載せたものに、ストレート・ティー。
コーヒーの味を知ったのは、何と高校生になってからでした。
その後、コーヒーにも挑戦してはみたのですが、やはり慣れ親しんだ味とは離れがたく、いまでも紅茶党です。我が家の食中・食後の飲み物は、ストレートティーの出番が多いです。夏はアイスティー、冬はホットでいただき、和菓子にも紅茶を合わせます。

一人分の紅茶を入れるのは面倒

ところが、最近、同居している母が「紅茶は眠れない」と言い出し、我が家の茶葉の消費量はぐっと減りました。一杯分だけ、紅茶を入れるのって、意外と面倒なのです。
ティーバッグは、入れた後のバッグの処理に困るのでイヤ。不便を我慢しつつ、もっぱら、茶葉を入れてお湯の中で開かせるための容器(アルミニウム製のストレーナー)を使っていました。
私が使っていたストレーナーは、カップのふちにひっかけてお湯に浸し、茶葉を開かせる一般的なタイプのものです。
でも、これが、とっても使いにくい・・・。ひっかけるところが、安定しないので、茶葉を開かせている間も、取り出すときも、四苦八苦。ヘタをするとストレーナーがパカッと開いて、茶葉があちこちに散らばる羽目に・・・。
ストレーナーに茶葉を詰めるのも面倒で、紅茶を飲むたびに文句をブツブツ言うので、母から「紅茶がまずくなるわよ」とたしなめられる始末。

遊び心あふれるZnifのスプーン

Zanifの「TEA SPOON」そんな時に出会ったのが、Zanifの「TEA SPOON」です。
Zanif(http://www.zanif.com)は、香港のプロダクトデザインカンパニー。ユーモアに富み、遊び心あふれるユニバーサルデザインに定評があります。
創業者のウィニフ・パン氏は、香港のプロダクトデザインのスターなのだとか。「生活スタイルは新しいことを考え作り上げていくもの」というのがモットーなのだそうです。
キッチン用品やバス用品、文房具など、毎日の生活に欠かせない小さな日用品を、独自のアイデアとはっとするおしゃれな色使いで、ユニークな商品に仕立て上げるのが上手です。
写真の「TEA SPOON」は、グリーン、オレンジ、ブルー、パープルの4色そろったシリコン製。サイズは17センチとちょっと大きめですが、柄のところがにぎりやすくできているので、重さをまったく感じません。
スプーンに茶葉を入れてゆっくりかきまぜれば、一人分のおいしい紅茶が楽しめます。

小さな暮らしの幸せ

カラフルな色とポップなデザインなので、落ち着いた渋好みの我が家には合わないかな、とためらいましたが、まったく問題ありませんでした。質感が冷たくないので、白の北欧風の器に合わせてもいいし、土ものにも、意外に相性がいい感じです。
上質の耐熱シリコン製で、−50℃から230℃までの温度変化に耐えるのもうれしい。食洗機にかければ、茶シブがすっきり取れます。1個1000円という可愛いお値段のスプーンが来てから、一人分の紅茶が楽しく飲めるようになりました。
ゆったりしたお茶の時間を取り戻させてくれたスプーンに、感謝、感謝です。

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ダイソン。吸引力の変わらない、ただひとつの掃除機。
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