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この発想とデザインがおもしろい
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この発想とデザインがおもしろい

第17回8月7日更新

家電を中心とした機能デザイン

戸井田園子[インテリアコーディネーター]

プロフィール

家電デザイン古今東西〜テレビ画面の形はなぜヨコ長に?

日本でテレビ放送が開始されたのが1953年。以後、私達の生活に欠かせないと言っても過言ではないほど、テレビはどこの家庭にもある家電となりました。そこで、今回はこの『テレビ』に注目してみます。

昔のテレビ画面は丸かった!?

「タテ型」洗濯槽

テレビについて考えているうちに、ふと疑問に思ったのが画面の形。一般的に四角いのが定番ですよね。でも、何故でしょう? そもそも、人間の視界って丸いのでは…。望遠鏡などを覗くと、○い形で景色が見えますよね。なのに何故、わざわざテレビは四角い画面にしているのでしょうか。テレビの画面だって丸くてもいいじゃない! と、ふとそんなことを感じていた時、昔のテレビを見てうれしくなりました。昔のテレビの画面は何となく丸いんです。やはりはじめは、視界に近い形をイメージしていたのではないでしょうか。しかしまん丸の画面だと、まるで覗き穴から覗いているような錯覚に陥るという説も(笑)。ということで、テレビの画面は四角い形に落ち着いたのかもしれませんね。

堂々としていた1970年代のテレビ

話はそれますが、昔のテレビは実に存在感のあるデザインでした。1960〜70年代にかけて、白黒テレビに続き、カラーテレビが普及しだします。「我が家も早くカラーテレビにならないかなぁ〜」と、子ども心に待ち遠しかったのを覚えています。そんな当時に流行っていたのが、家具のように重厚な装飾が施されているボリューム感のあるテレビ。茶の間の主役として、ドーンと真ん中にしつらえるのがトレンドでした。観音開きの扉がついているタイプもあったほど、テレビは大切な存在だったのです。この時代、テレビは「豊かさ」の象徴だったというのが頷けます。

ハイビジョンの登場で画面はますますヨコ長に

では、画面に話を戻しましょう。最近の変化と言えば画面の比率です。テレビ画面は、長いこと【4:3】の比率でした。しかし最近は【16:9】のヨコ長画面が主流となってきました。このタテヨコ比、実は絵画のサイズに準じているそうです。今までのテレビは、人物画に適している比率【4:3】を採用。しかし、美しい景色などがリアルに再現できるようになったハイビジョン放送には、ワイドな風景画に向く【16:9】の比率が最適。またこの比率は『黄金比』とも言われ、人が最も美しいと感じる比率であること、人の視野の形に最も近いこと、これらの理由から、最近の大型画面はヨコ長になったのです。そして、自分の目で見ているようなリアルな映像を楽しむために、画面フレームを極力控えめにし、まるで画像だけが浮かんでいるようなデザインが人気となっているようです。

このように、わずか50年ちょっとの間にテレビはものすごく進化してきました。ますます技術が進み、壁一面がヨコ長大画面という時代も、もう直ぐそこまで来ているのでしょうね。

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ダイソン。吸引力の変わらない、ただひとつの掃除機。
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