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この発想とデザインがおもしろい
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この発想とデザインがおもしろい

第20回8月28日更新

家電を中心とした機能デザイン

戸井田園子[インテリアコーディネーター]

プロフィール

家電デザイン古今東西〜時代と共に“形”を変える扇風機の実力

家電には定番の“形”があるもの。例えば冷蔵庫や洗濯機・電子レンジは四角、炊飯器は丸めの小判型、ポットは筒型、といった具合です。しかしそんな中、自在に“形”を変えている【家電】があるのです。その家電とは…『扇風機』。エアコンの普及により、夏の王座のポジションは譲りましたが、まだまだどこの家でも活躍しているのではないでしょうか。今回は、そんな扇風機の“形”に注目してみました。

扇風機はやっぱり“丸顔”が安心

扇風機と言えば、まず思い浮かべるのが“丸い”フェイス。くるくる回る羽で風を起こすため、回転する羽の軌跡を囲むとしたら、当然丸くなるのは合点がいくところです。丸い顔を支えたりスイッチを配するために台座が必要となり、その他の部分は極力スリムにする為、丸顔と台座の間を細長い支柱としたのも納得ができます。丸顔で首を振る扇風機は、どことなく人間の姿に似ていて、定番デザインとして、長いこと愛されているのでしょう。しかし! 最近の扇風機、丸顔ばかりでしありません。

壁際にスッキリ納まる“四角い顔”

こちらも羽が回るタイプの扇風機なのですが、フェイスは“四角”。丸顔の扇風機だと「収納が不便」「納まりが悪い」「古めかしい…」など、若いユーザーから不満がありました。そこで、ボディ全体を納まりが良い“四角”とし、素材・色でよりスタイリッシュなデザインにした、シンプルな扇風機がここ数年人気を集めているのです。四角であれば、大きくても壁際に置いてしまえば、邪魔にならないという利点をいかし、羽を大きくして首振り機能をなくしたのも、薄くてシンプルなフォルムにできた要因と言えます。機能とデザインが見事にマッチしていますよね!

邪魔にならない“タテ型”スリム扇

さらにこの夏、売り場で目を引いたのが“タテ型”スリム扇風機。面積の大きい丸顔・角顔の扇風機に比べ、場所をとらない扇風機として登場しました。縦長のスリット全体から風がでてきますので、首振り機能と併用すると、かなりの広範囲に風が届くのも優秀な点。最近では、省エネ・クールビスの推進で、オフィスユースとして人気を集めている、納得のデザインです。

最近でこそ、四角いポットや炊飯器など、ちょっと変り種の機種も登場していますが、まだまだ序の口。このように、時代のニーズと共にフォルムを変化させる『扇風機』は、実にたくましい家電ではないでしょうか? 夏も終盤ですが、まだまだ暑い日が続きそうです。変幻自在の『扇風機』で、エコで涼しい日々を過ごして下さい。

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ダイソン。吸引力の変わらない、ただひとつの掃除機。
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