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この発想とデザインがおもしろい

第23回11月20日更新

生活品の優れもの

ももせいづみ[生活コラムニスト]

プロフィール

ももせ流 保存びんとスプーンセット

私は忙しい、忙しいワーキングマザーだった母に育てられました。当然、家事はおおざっぱ。おいしいものは大好きだったけど、細やかな気配りとか丁寧なしつらえとは無縁で、結婚した直後はあれこれ当惑することがいっぱいでした。彼の友だちを呼んだ夕食の席、のりの佃煮と塩辛の瓶詰めに箸を突っ込んだ私に、「それは別の入れ物に入れたほうがよくないか」「スプーンくれませんか?」という声が集中したときは、なんだか消えてなくなりたい気分になっちゃった新妻の私なのでした。
あれから十ン年。びん詰めなどの保存食に箸を突っ込むのは、雑菌が繁殖する原因にもなって不衛生だという理性は持ち合わせるようになりました。でもね、たとえば自家製で作ったマヨネーズやタルタルソースなどを食卓に出したとき、取り分けるためのスプーンをその都度用意するのが面倒だなあ、と思うことがあります。まとめて作った保存食やソース、別皿に分けても余ったらもったいないから、びんのまま食卓に出したい。でもとりわけ用のスプーンをその都度洗うんじゃ、スプーンについたままになってるマヨネーズがもったいない。かといって、普通にスプーンを入れたままでは蓋がしまらないか、持ち手まで埋まって汚れてしまうかなのです。うう。こんな些細なことで悩んでる私って、ヘン?

ということで、写真が私が苦肉の策で組み合わせて使っている、ももせ流保存びんとスプーンのセットです。食事の支度が終わって、ほっと一息席についたあとで「ああ、とりわけ用のスプーンが必要だった」と、席を立つこともない。ちょっとしたことなんですが、こういう小さな「ラクチン」って私は妙にうれしくて好きです。
びんは、今はもう日本から撤退してしまったウィリアムソノマでまとめて6個入手したもの。わが家の10年選手で大活躍中です。わたしはここに直接卵や油、酢を入れ、バーミクスで攪拌してマヨネーズを作り、そのまま蓋をして保存しています。ああ、便利便利。

そんな保存食の取り分け用に見つけてきたスプーンは持ち手がS次になって、びんや食器のふちにひっかけられる構造。保存びんの蓋がポリエチレンでやわらかいので、このスプーンをセットしたままでもしっかり蓋がしまることを発見してから、わが家の保存方法の定番になってきました。このスプーンはパリのルーブル美術館の地下街にあるキッチン用品ショップで大発見! したつもりだったのですが、最近は日本のデパートでもたまに目にします。保存食だけでなく、食卓でのちょっとした取り分けにも便利です。
願わくば、こんな風に取り分け用のスプーンをセットしたまま保存できる容器があればいいのになあ、と思います。どなたか、次回のwomanfumanに応募してくださいませんか? 笑。

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ダイソン。吸引力の変わらない、ただひとつの掃除機。
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